友人から興味深い情報がありました。

その名は「くらしき まち歩き さと歩きマップ」。

倉敷市内の各地区、地域毎に歴史、見所、散策コース等を繋げてウォーキングを推奨するものです。

発行は倉敷市、作成は各地区愛育委員会、協力は各地区社会福祉協議会等が行っています。

因みに我が地元玉島地区では港町等の中央地区、乙島、沙美、八幡、長尾、穂井田船穂での

散策コースが紹介されています。

お膝元の長尾に「ゆうれい小路」なんてところがありましたが、いったいなんじゃろか!!

初めて聞いたぞ!!!

てなことで今まで知らなかったところが各地区多々ありました。


サイクリングにこの情報を取り入れよう。

名所めぐり、ウォーキング、🚴とを併せ持って各地を走り回る方が何倍も楽しくなります。

ということで、今回はサイクリング兼ねて下津井地区まで走ってきました。



1月29日(土) 晴れ


いつものように朝9時過ぎまでに家事、所用を済ませます。

一番大変なのは母親をデイサービスに送り出すまでですね。^^;

霞橋への道中で友人と合流しました。

連島鶴新田、水島市街地、県道428号⇒430号を児島方面に向かいます。

430号は車が多いので注意が必要です。



コンビナート地区を過ぎたあたりで「通仙園」の標識を頼りに脇道に入ります。


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通生港に出ますと、そこには藤棚が。


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棚は結構長く連なっています。

駐車場にもなっているのかな。

今は季節外れですが、花が付いた時はかなり見応えがありそうです。



ここから通仙園はもう間近です。

ちょっとした上り坂を上ると本荘八幡宮がありました。


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このあたりは「くらしき まち歩き さと歩きマップ」に掲載されています。

友人がマップを持ってきてくれていたので助かります。


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「文政って何年じゃろ?」

「さあー?」

何にも知らないおっさん達です。^^;


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ここで珍しいものを発見。

石鳥居です。

鳥居は普通社前参道にあるものです。

なのに何故か社殿の裏側にあります。

希少なものなので後ろに隠したのかな。。。

なんて適当な事を思ったりしてました。。。


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さて、ここから通仙園に向かいます。

目と鼻の先ほどの距離です。



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ここでもマップが登場です。


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散策コースがあります。


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ツツジと瀬戸内海の多島美が奇麗なことで有名です。

が、今は季節外れ。

「今日は下見じゃ~~~」と勝手に納得しています。

ツツジもいろんな種類があるのか、早くも蕾をつけているものもありました。

でも、我らには種類はさっぱり分かりません。

花名を記すのかたくさんの立札がありますが、真っ白な状態。

「これから書き込むんじゃろ~~~」と適当な事を話しながら歩きます。

どこまでもええかげんなおっさん達です。


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これがツツジ満開になると奇麗なんじゃろな~~と思いながら歩きます。

それにしても説内海の多島美に水島コンビナートの工場群がすぐ真横に見えたりします。

な、なんとも微妙にアンバランスな光景だことか。。。



マップでは通生・塩生地区には寺院仏閣巡りのハイキングコースが掲載されています。

今日の目的は通仙園だったので他はまた今度に。。。


さて、次はかなり前に来たことのある砂浜に行ってみたく海岸沿いを走ってみました。

が、道が思い出せません。

名も知れぬ漁港やら鷲羽グランドホテル周りやら迷いに迷ったあげく、結局は見つけることが

出来ませんでした。 

遠く微かな思い出としては「かなり奇麗な夕日の見える砂浜」でした。

どこにあるのかもう一度地図を見て確かめてみよう。。。


さて、下津井の町に向かいます。

マップには下津井祇園神社の麓に「旧砲台場跡」が載っています。

折角なので見に行こう。

と、てっきり砲台跡とばかり思っていました。

でもなかなかそれらしきものは見当たりません。

と、改めてマップを見ると駐車場横にあります。

よくよく見ると錆びついた「砲弾」がありました。


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もしかしてこれか~~~~!!!

砲台場跡ではなく砲弾だったのか。。。

それとも右の石段を上った上に砲台場があったのか。

柵で立ち入り出来ないので真実はわかりませんでした。


時間は昼過ぎ。

大分お腹が減ったぞ。

何か食べるものは無いか、コンビニでもあるじゃろ~~と適当に走っていると賑やかな歌が

聞こえてきます。

裕次郎かー。

なにやろかと見てみると漁港の店でした。


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下津井と言えば「タコ」です。

頂いたのはタコ飯とお好み焼きです。

お好み焼きは、これで300円という驚きの価格です。

食べてみるとソースが美味くて具もぎっしり。

いくらお腹が空いたとは言っても一人では食いきれません。

友人にも応援を頼みました。

それにしても良心的な価格設定でした。


さて、いよいよ本日のメインイベントの「田土浦坐神社」です。

さぁ、なんて読むのでしょうか。

答えは一番最後に書いときます。



県道21号でもある中町、東町、吹上町並を走ります。

なんで「並」がつくのでしょうか。。。

途中、急な石段の神社がありました。

ちょっと雰囲気のある神社です。

マップを見ると「四柱神社」とありました。

これは上ってみなければ。。。

なんでもかんでも食いついてしまいます。


石段を上に臨んでみると、なんだかいがんで見えます。


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上った先には何かがありそう。。。

そんな雰囲気がムンムンして来ます。


そして上ってみると

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瀬戸大橋と下津井の町並みが立ち並んでいました。

なかなかの眺めです。

やはり上ってみて良かった。



改めてマップで「田土浦坐神社」の位置を確認します。

そしてまた現れたのは、何とも懐かしい古い商店筋の姿でした。

田之浦町並です。

ここにも並が付いています。


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たばこ屋さんも、他のお店もすでに廃業しています。

歩いているのはおばあさん一人。

あと、他にはベンチで寛いでいる猫達。


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他にも何匹かの猫達がうろついています。

人よりも猫の方が多いぞ。

空き家も多いんだろうな。。。


少し迷いながら、そしてたどり着いた「田土浦坐神社」です。

町並みの様子がとても印象的ですね。

ここはアニメ映画「ひるね姫×くらしき」のロケ地にもなっているとのことです。

どんな映画だったんだろう。。。


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島の漁港町の雰囲気がしますね。


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家屋からガタガタと音がすると思って見たら猫がいました。

どこから現れてきたのか。。。


そして何度もすり寄ってきました。

ずいぶんと人懐こい猫ですね。

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でも、生活圏があるのか石段あるところからは上には付いて来ようとしませんでした。

猫にしか見えないバリアがあるのかもね。


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ここからのアングルも絵になりますね。


さて、ここから少し東に走ると穴場稲荷神社があります。

穴場という名前も変わっていますね。

何故、「穴場」なんだろう。。。


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ここから石段が続きます。

展望台にでも通じているのかな。。。なんて思いながら上っていきます。

結構しんどい上りですが手摺があるから助かります。

過去の経験からはしんどい思いをして上った先にはご褒美がよくあります。

それを期待して。


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このアングルも良いですね。

そしてたどり着いたのが「穴守稲荷 奥院」です。

奥院はどでかい岩を組み合わせたような、その岩屋にあります。


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この岩室はどうやって出来たのでしょう。

自然と神のなせる業か。

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そしてバックには鳥居と瀬戸大橋が広がります。

なんとも絶景ですね。  


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まさしく「穴場のビューポイント」です。

も、もしかしてこれが名前の由来か~~~??? 


さて、本日最後の見学個所である下津井城址に向かいます。

県道21号の海岸沿いまで下りて漁港沿いを走ります。

祇園神社から下津井西小学校への坂道を上って行きます。

ここはいきなりの急坂。

ギアチェンジをローに入れるタイミングを間違えてしまいました。

学校を過ぎると右方向に入る道があり、そこを走ります。

すると石垣が見えてきました。

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ここが下津井城址です。

トイレ、休憩所があったりします。

東の丸、中の丸、本丸、西の丸跡と続きます。

天守台もあったんだ。。。


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結構、しっかりと遺構が残っていますね。


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ここからの眺めも抜群です。


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下津井城は山城だったんですね。

ここにあったということは海からの侵攻に備えたのか。

絶好の見張り台です。


それにしても居城から廃城までの期間が僅か40年足らずだなんて、短かったんですねぇ。


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さて、そろそろ帰るとしよう。


鷲羽山スカイライン沿いの道から国道430号を走ります。

後は今朝走ってきた道をそのまま引き返しました。

途中、ライフパークでマップを一式ごっそりと頂いてきました。

この資料でこれからのサイクリングコースを考えてみよう。


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本日の走行距離です。



最後の最後ですが、「田土浦坐神社」の読み方は「たつちのうらにましますじんじゃ」でした。

こんなん絶対に読めんわなー--。




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